【初観音】本年最初の観音講のご案内です。
・2月18日(水)11時から
仏教では、さまざまな仏さまを大切にお祀りしています。
その中でも、多くの方に広く知られ、親しまれているのが観音さま(観世音菩薩・かんぜおんぼさつ)です。
「観音」は「音を観る」と書きます。
これは、わたしたちの苦しみの声、助けを求める声に耳を傾けてくださる――という意味が込められています。
では、観音さまの誓願(せいがん)のひとつ、「衆生済度(しゅじょうさいど)」をご存じでしょうか。
それは、「すべての命あるものを苦しみから救いたい」という、深く強い願い(誓い)です。
まず「衆生」とは、仏教でいうところの、すべての命あるもの――生きとし生けるものたちを指す言葉です。
「済(さい)」は助けること、「度(ど)」は“渡す”ことを意味します。
つまり「衆生済度」とは、川の向こうへ渡れず困っている人(苦しみの中にいる人たち)のために舟を出し、安全に向こう岸(苦しみのない世界)へ渡らせてあげる――そんな情景としてイメージできます。
さらに観音さまは、この誓いを果たすために、相手に合わせてさまざまなお姿となって現れてくださる、と説かれています。
そのお姿が「三十三応身(さんじゅうさんおうしん)」と呼ばれます。
家族。友だち。ときには、見ず知らずの誰か。
そのとき、その人にとって、いちばん安心できる姿で現れてくださるのです。
すごいですね。まるで、素性を明かさないスーパーヒーローのようです。
観音さまのように「すべてを救うぞ!」というのは、やはり簡単なことではありません。
けれど、まずは身近な誰かにとっての“観音さま”になれたら素敵ですね。
自分なりの思いやりを、できる形で行動にしていくこと。
それが、観音さまの御心に近づく第一歩なのだと思います。
南無大悲観世音。合掌
山内点描






